薬剤師が女性の薄毛対策ブログを始めた理由

はじめに
髪の悩みについて相談する女性と薬剤師のイメージ

こんにちは。
薬局で薬剤師をしている、P’s(ピース)ヘアケアラボです。

Pは「pharmacist(薬剤師)」のP。薬剤師の視点から、髪や頭皮の悩みについて調べ、
分かりやすくお伝えする場所にしたいと考えています。

普段は薬局で、患者さん一人ひとりの処方せんや、お薬の相談に向き合っています。

突然ですが、こんなことが気になっていませんか?

・最近、分け目が広くなってきた気がする
・シャンプーのときの抜け毛が気になる
・将来、親と同じように髪が薄くなったらどうしよう

髪の変化に気づいても、周りには相談しづらい。
ネットで調べても情報が多すぎて、何を信じればよいか迷ってしまう。
そんな方の助けになりたいと思い、このブログを始めました。

今回は、私が女性の薄毛対策について発信しようと思った理由をお話しします。

  1. 薬剤師としての8年と、ある気づき

私は薬剤師資格を取得してから、調剤薬局で8年間、調剤や服薬指導に携わってきました。

その中で興味を持ったのが、別の病気のために開発された薬が、
髪の研究にもつながっていることです。

例えば、発毛成分として知られるミノキシジル。もともとは高血圧の治療に使う飲み薬として開発され、多毛の副作用が見られたことをきっかけに、頭皮に塗る発毛剤の開発が進みました。

薬と髪に、こんなつながりがある。そのことが、薄毛や毛髪の仕組みをもっと調べてみたいと思うきっかけになりました。

ただし、同じ成分でも、塗り薬と飲み薬では有効性や安全性の評価が異なります。
薬の成り立ちを知ることと、自己判断で治療に使うことは分けて考える必要があります。

薬剤師として学んできた知識を、髪の悩みを抱える方に役立てられないか。そう考えるようになったのです。

  1. 遺伝と薄毛の関係を調べて感じたこと

調べる中で、特に興味を持ったのが、遺伝と薄毛の関係でした。

男性型脱毛症に関係する遺伝子の一つに、X染色体上にあるアンドロゲン受容体(AR)の遺伝子があります。こうした仕組みを知り、家族の髪と自分の髪がどのように関係するのか、気になるようになりました。

ただ、薄毛には複数の遺伝的な要因や環境要因が関わっており、X染色体だけで説明できるものではありません。女性型脱毛症についても、まだ分かっていないことがあります。

そのため、「父親が薄毛だから娘も薄毛になる」「男性の薄毛は母方の祖父で決まる」といった単純な判断はできません。

家族に薄毛の人がいると、将来が気になるのは自然なことだと思います。それでも、家族の髪の状態だけで自分の将来を決めつけず、分かっていることを一つずつ確かめていく。

その大切さを感じました。

  1. もう一つの理由は、妻の不安でした

このブログを始めた背景には、もう一つ、個人的な理由があります。

私の妻の父親は、髪の薄さに悩んでいます。妻も、「私も年齢を重ねたら、父みたいに髪が薄くなってしまうのかな」と、将来への不安を話していたことがありました。

お風呂上がりに髪を乾かすときや、ふと鏡を見るときに、髪を気にしている。その姿を、私は近くで見てきました。

先ほどお伝えしたように、お父さんが薄毛だからといって、妻も同じようになると決まっているわけではありません。それでも、気になってしまう気持ちは、簡単にはなくならないのだと思います。

一人の夫として、そして薬剤師として、妻のために何かプラスになることができたら。そんな思いから、薄毛について調べ、情報を整理し始めました。

根拠のはっきりしない情報に振り回されたり、よく分からないまま高額な商品を買って後悔したりすることを、少しでも減らしたいと思ったのです。

そして調べるうちに、妻と同じように、誰にも相談できず髪のことで悩んでいる女性が、ほかにもいるのではないかと考えるようになりました。

  1. このブログで伝えていきたいこと

このブログの目的は、女性の薄毛に関する疑問や不安を整理し、自分に合う対策を考えるための情報を届けることです。

医学論文や診療ガイドラインを確認し、根拠があること、まだはっきり分かっていないことを分けてお伝えしていきます。

まずは毎週1本のペースで、新しい知見や日々のケアについて記事を公開していきます。コメントやお問い合わせを通じて、読者の皆さんとも情報交換ができればと考えています。

なお、このブログは一般的な情報をお伝えするもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。抜け毛や薄毛が気になるときは、皮膚科などの医療機関への相談も大切です。

読者の皆さんが、情報に振り回されず、自分に必要なケアや相談先を選べるよう、根拠を確かめながら発信していきます。

読者の皆さんにとって役立つことと、無理なく運営を続けていくこと。その両方を大切にしながら、
誠実な発信をしていきたいと思っています。

  1. このブログの4つの特徴

① 薬剤師の視点で考える
薬の作用や副作用、体の中での働きなど、薬剤師としての知識を生かして解説します。

② 医学的な根拠を確認する
日本皮膚科学会の診療ガイドラインや医学論文などを参照し、情報の根拠を大切にします。

③ 分かりやすい言葉で伝える
専門用語はできるだけかみ砕き、日々のヘアケアや対策を考えるときに役立つ形でお伝えします。

④ 新しい知見に合わせて見直す
毛髪や治療に関する情報を確認し、必要に応じて記事の内容も更新していきます。

  1. おわりに

髪の悩みは、周りからは分かりにくくても、ご本人にとっては大きな問題になることがあります。

私はこのブログを、そんな悩みを整理し、次に何をすればよいか考えるための場所にしたいと思っています。

まずは、女性の抜け毛にはどのような原因があるのか、一緒に知ることから始めてみませんか。

このブログでは、薄毛の原因や日々のケアに加え、相談先、治療薬、遺伝子検査などについても、分かることと限界、費用や注意点を整理し、自分に必要なものを選ぶための情報を届けていきます。

女性の抜け毛について、もう少し知りたい方へ

女性の抜け毛で考えられる主な原因と、皮膚科に相談する目安を別の記事にまとめました。受診前に整理しておきたいことも紹介していますので、気になる方はご覧ください。

女性の抜け毛の原因は?よくある背景と皮膚科に相談する目安
あなたの髪の悩みを考えるうえで、このブログが少しでも役に立てばうれしいです。

どうぞこれからよろしくお願いいたします。

参考資料
・日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」
・米国国立医学図書館「Androgenetic alopecia」
・PMDA掲載資料「ミノキシジル及びリアップについて」

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